“ダンスは床がいのちです!”をキャッチフレーズに、ホクヨーでは今までに100以上の著名なスタジオ・ホールの床工事を手がけてきました。 ダンスの床とはどうあるべきか”という定義がなかった時代から、試行錯誤を繰り返し、自らダンスを嗜む中で“踊りやすく、疲れない、ダンスのための床”を開発しました。
足や膝にやさしいばかりでなく、防音性と耐久性に優れ、適度な摩擦と適度な滑りやすさを兼ね備え、長時間の練習でも心地よく踊れるので、疲れから早く回復します!。
天然素材の自然の味わいを生かし、使い込むほどに踊りやすい!!
昭和36年に北洋建設(現ホクヨー)を創業した私は、その10年後、以前から興味のあった社交ダンスを始め、すぐに1日3ヶ所の教室に通うほど夢中になりました。元々バレエや日舞を習っていた妻も出産のため1年遅れてダンスを始め、夫婦で組み出してからは教室・パーティ・競技会など、あらゆる場所で踊る機会が増えていきました。
「床の上にきちんと体重が乗っていないと良い踊りは発揮できません。また、長時間絶え間なく踊るわけですから、体力の負担が大きいのも事実です。その時初めて“ダンスのための床”ができないものかと考えるようになりました」。こうして私たちの試行錯誤がスタートしたのです。
一方、妻は愛好家の間で何気なく交わされる会話の中から床の重要性を実感。「“あそこの床は踊りやすい”とか、“あそこの床はどうだった?”」等という言葉が、とても気になるようになりました。ダンスの床の善し悪しが踊りの結果を左右することも少なくない。「例えば競技会で精神統一を図っていても、床が思った以上に滑ったりすると、踊りに神経を集中することができないんです。実力を発揮できる、実力以上のものを引き出せる床があればいいなと思いました」。
私たちがダンスを始めた頃の日本では、ダンスの床といっても、一般家庭の床と変わらなかったり、Pタイルやリノリウム(ビニルシート)などの合成建材を使っていたりと、単にダンスのステップが踏めれば良いというものであった。「踊りやすく、疲れない、しかも実力を引き出せるダンスの床を造るために、まずは材質にこだわることにしたのです。本物の桜の天然材を使って、最後に無塗装の状態で油性ワックスをかける…、これがうちの特長です」。現在のダンスの床は、ほとんどが樺材などを使った板敷きで、その上に塗装を施しているのが一般的。塗装をすることでピカピカの床が完成し、手入れもほとんど必要ない。「塗装すると通常の体育館と同じ仕様になります。バスケなどは靴そのものが滑り止めになっていますが、ダンスの場合は革底ですからどうしても滑りやすい。ダンスでは適度に滑り、適度に摩擦があることが大切。身体全体を床に乗せ、適度な摩擦による運動がダンスステップの基本です。油性ワックスで仕上ますと、靴底が床にフィットする感覚が味わえるんです」。木の特質を生かさずに仕上ると、月日と共に中心から剥がれ、摩擦し、フロア全体がアンバランスになる場合がある。「100年かけて育った木は100年持つと言われるように、天然材を使った床もいつでも呼吸をしています。年数が経てば経つほど、深い味わいが出てくるものなんです。油性ワックスは2〜3年がかりで浸透していき、10〜20年後に最高の状態を保ちます。半永久的に摩擦することはなく、常に靴底にしっとり感を与えることができるのです」。
そんな床にこだわった私共が手がけたダンス教室や練習場は、今までに100ヶ所以上を超え、「現在は息子がリーダーを務め、創業当時から信頼のある職人さん達と共にダンスに最適な床造りに励んでいます」。20年保証の責任施工を看板に掲げ、自らがダンスを愛するだけに、低予算を目指しています。
完成した後は、床のプロからダンスのプロへと引き渡される。「先生方が手入れをしたいと思える『基』を造ることが私共の使命。新規オープンから現役引退、後進の育成と、長い年月を床と付き合っていく中で、先生方の踊りと共に味わいが出てくる床にしたいですね」。ホクヨーではアフターケアも万全。油性ワックスが浸透した3年後からは、植物性ダンスろうで手入れをするだけで、最高の状態を保ち続けることができる。ダンスろうは、滑り止めとしても活躍するスグレものだ。
「私は体重がある分、床にかかる負担も大きいのか、床の出来・不出来による疲れの差を実感してきました。まして勝負の世界で生きているプロの先生やアマ選手が競技に立ち向かうに当たっては、長時間体力を使うわけですから、ダンスとは正に疲れとの戦いだと痛感します。良質の床によって、良いカップルバランスによる体力作りが出来る床が、私の原点なのです。“音楽”、“カップル”、“床”が三位一体となった時、良い踊りが生まれると信じています」。“ダンスは床がいのち”という人たちの要望に応える床―
、それがホクヨーの床なのです。
昭和36年北洋建設株式会社(現 ホクヨー)創業。 同46年から住宅建築の傍ら、ダンス教室の床工事や室内装飾業も開始、これまでに100件以上手がけた実績を持つ。また、個人向けとして住宅内の本格的レッスン場の要望にも対応している。 自らもダンス愛好家として納得できるフロアづくりを追及している。 |
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